助け合い Spirit of Cooperation 2003 5 23
どうも世の中、不景気になると、Spirit of Cooperation(助け合いの精神)を忘れてしまう。
好景気の時は、なぜか、みんな助け合いをするが、
不景気になると、みんな助け合いの精神を忘れてしまう。
これは、本来的に言って、逆である。
不景気の時こそ、みんな助け合って、知恵を出し合って、不景気を乗り越えなければならない。
意外なことに株式市場では、それが実現している。
最近、急騰している中小型株、チャンスと思って、個人投資家が買うと、
急騰した反動で、株価が下がってしまう。
しかし、株式市場の大型株は不景気だが、中小型株の市場は、景気がいいので、
誰か他の個人投資家が、これは安くなったと言って、その株を買ってくれる。
その結果、その株は、また上昇を始める。
これで、あわてて買った個人投資家は救われる。
この個人投資家は、他の個人投資家によって助けられる。
みんな儲けようと、株を売買しているが、意外なことに、他人を助ける結果となっている。
金儲けをしようと、みんな、同じような行動しているが、実はお互いに助け合っている。
市場も健全な状態になっているという結果がある。
そもそも株というものは、自分が買っただけでは、株価は上昇しない。
その株を誰かが買ってくれて、初めて株価は上昇する。
だから、儲かったと思っても、それは誰かに助けられたという結果であることを忘れてはいけない。